事業案内

成膜可能素材、成膜の種類

MATERIAL、TYPE

工場設備

成膜可能素材

MATERIAL

金属

アルミ板、SUS板、マグネシウム板、その他

金属表面へ成膜処理をすることにより金属の質感を残しながらも様々な色が表現できます。ガラスやプラスチックへの成膜に比べ、違った風合いです。板材や印刷済みの加工品などへ処理が可能です。

プラスチック

PMMA、PC、COP、その他

板材、成形品など様々な形状へ成膜処理が可能です。PMMAへの成膜にはアンダーコート(ハードコーティング)処理が必要となります。

ガラス

様々な形状のガラス素材に対しての、AR処理やミラー処理が可能です。
特にガラスはプラスチックと違い表面状態が滑らかなので、よりきれいな仕上がりとなり、耐久性も格段に良くなります。

サファイア、水晶

AR処理が可能です。お客様のニーズに合わせた 仕様での膜の開発に取り組んでいます。

成膜の種類

TYPE

AR(反射防止)

ガラスやプラスチック表面で発生する反射光を減らし、透過光を増大させる機能を持ちます。
光学設計上、多数のレンズやプリズムを組み合わせた場合、それぞれの表面での反射による損失で、絶対光量が低下してしまいます。
また、液晶などのディスプレイでは、前面パネル等に不快な反射像が写り込み、視認性及びコントラストが低下してしまいます。
これらの問題を解決する手段としてAR(反射防止)をレンズやパネル表面にコーティングします。
それにより効率の良い光の取り扱いが可能になり、光学材料の機能を最大限に生かすことができます。

ミラー

ダイクロ

ガラス、プラスチック、金属その他基材の表面の反射を増加させるための機能膜です。光学フィルターやミラー、また装飾付加価値を高める為の加飾ミラーなどが可能です。お客様のニーズにあわせた仕様での光学製品、工業製品開発に力を注いでいます。

ハーフミラー

入射する光の一部を反射し、一部を透過するミラーです。様々な金属材料を用いて成膜が可能です。また金属を使用しない誘電体膜での成膜により導電性の無い膜にすることも可能です。

HB(ハイブリッドコート)

反射色と透過率を別々でコントロールでき、表示液晶部カバー窓に適したデザインと視認性を目指した膜も開発しています。一般的なハーフミラーにくらべ
て多彩な色の表現が可能になります。

金属ミラー/金、銀、SUS、アルミ、チタン、クロム

さまざまな金属成膜お客様のニーズに合わせた仕様によりハーフミラーから不透過ミラーまで幅広い成膜処理が可能です。

金属ミラー/スズ(不連続)

アルミやクロムなどの金属と違い、スズを使用した成膜は導電性がありません。携帯電話への成膜処理等、電波障害をクリアする為に最適な成膜です。

透明導電膜

ITO

透明導電性材料、酸化インジウムスズ(スズドープ酸化インジウム)(Indium Tin Oxide)の略称。基本的に金属は電気を通しますが、光を通さないのが普通ですので透明な材料への成膜には適しません。ITOを成膜することにより光透過な特性を持った成膜処理が可能です。LCDなどのフラットパネルディスプレイ、太陽電池、タッチパネルなどの透明電極や、帯電防止膜、電磁波シールド材などに幅広く用いられています。

防汚処理

防汚処理を施すことにより、処理面に対しての指紋等の汚れが付着しにくくなり、拭き取りやすくなります。撥水性も向上しますので水も良くはじきます。

マスキング成膜

マスキングコート

成膜加工前にマスキングを行い成膜をすることで、部分的に成膜処理をすることが可能です。スマートフォン等のカバーパネルの表示窓部やカメラレンズ窓部などにマスキングをすることで、光学特性等を必要とする部分以外を処理する事ができますので、機能性とデザイン性を満たした加飾表現が可能です。治工具によるマスキングとシール貼りによるマスキングがありますので、仕様に応じた提案をさせていただきます。